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インテリアコーディネーターの提案力⑦ 適切な素材を提案できる為の知識を身に付ける
色々な素材の特徴、メリットとデメリットをしっかりと学習して身に付けることの重要性。
フリーランスのインテリアコーディネーターとして大切な提案力の一つに、 臨機応変に都度 適切な素材の中から喜ばれるものをご提案できるか…ということが挙げられます。
実はこれ、簡単なようで難しい提案力と言えます。 経験がないと なかなか適材適所が判断できないからなんです。
私が主宰しております本講座の個別カリキュラムの中でも、とても重要視している学習内容でもあります。
具体的にどんなケースがあるかと言うと、一番よくあるのが マンションの床材やカーテン・カーペットなどのご提案時に、適切なものをご提案できずにお客様にご迷惑をお掛けしてしまう…という例があります。
皆さんは マンションの床材って、どんなものをご提案すべきかご存知でしょうか?
マンションの場合には、ほとんどの場合 そのマンションの規約ごとに床材には一定の遮音性能が必要になっています。 この遮音性能について、きちんとした知識があると自信を持って言えるでしょうか?
この知識がないと、マンションのリフォーム・リノベーションの際に 適応外の床材をご提案してしまって後でクレームになってしまうこともありますから要注意です。 カーテンやカーペットなども同じです。
マンションのカーテンやカーペットの場合には、今度は防炎性能を求められる場合が多くあります。
もっと言えば 壁紙クロス等の仕上げ材も同様です。
更に更にもっと言えば、マンションだけではなくてビルのテナントを借りて店舗をオープンする際の店舗の内装材も
実はこのような制約がたくさんあります。 「ここに〇〇の素材を使ってはダメですよ」というものが実は色々あるのです。
また一般の戸建住宅でも、例えばキッチンのカウンターを造作で作りたいというお客様に、どんな素材のカウンターをお勧めするか…、塗装は何を使うことをお勧めするか…、 リビング家具(TVボードやその他の収納家具)はどんな素材のものをご提案すれば良いのか等々…。
皆さんはこの辺り「私はちゃんと適切な素材のものをご提案できます!」と自信を持って言えるでしょうか?
でもこういうケースって、経験がなければ わからないですよね?
どうやって知識を得ることが出来るかも、そもそも難しいと思いませんか?
よく「未経験からでも最短でフリーのインテリアコーディネーターとしてデビューするにはどうしたら良いですか?」というご質問を頂くのですが、そもそも「最短で」という考え方に 私は少し違和感を覚えます。
もちろん必要な知識を出来る限り優先して学習していけば、「即戦力を身につけて出来る限り短期間でデビューする」のは可能ですが、「最短で」というように「デビューを急ぐ」ことよりも出来れば焦らずに このような知識をしっかりと身に付けてからデビューする方が、失敗なく順調に成長していけるので、私はデビューすることを急ぐのは少し危険だと思っています。
そもそも、インテリアコーディネーターになりたいという方に是非 考えてみて頂きたいなと常々思っているのは、
インテリアコーディネーターとしてデビューすることがゴールではなく、ゴールはフリーのインテリアコーディネーターとして自分の目標の報酬や働き方を実現できるようになるところにあると思って頂けたら良いなということです。
ですから、本講座では デビューしたから、はい!卒業です!!!というプログラムやカリキュラムにはしていません。もっとその先にある生徒様お一人お一人の目標を達成できるところまでサポートするようにしています。
それはつまり、本日のテーマである「適材適所」の判断が出来るような知識やスキルを身に付けて頂くということもとても重要なポイントになるということです。
お客様にご提案する際の素材のメリットやデメリットをご説明できるようにならなければ、インテリアコーディネーターとして一人前に理想の報酬を得ることは難しいのが厳しい現実です。
是非、皆さんも必要な素材に関する知識もしっかりと身に付けるようにしてみてくださいね。
それでは今日はこの辺で。
次回のブログでまたお会いしましょう!
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